超コンパクトなチューブアンプ（ヘッド）「Ken Jordin Tiny Valve Box」
2020年04月06日
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こんにちは！楽器奏庫スタッフのトミタカです。
本日は持ち運びにとっても便利なギター用ヘッドアンプ「Ken Jordin Tiny Valve Box（ケン・ジョーダン タイニー・ヴァルブ・ボックス）」のご紹介です。
Ken Jordin Tube-20H Tiny Valve Box
約10年ほど前に登場した、10W仕様のギター用アンプヘッドです。
当時はモデリングアンプ絶頂期。ライン6をはじめ、フェンダーなどからもデジタルモデリングされたギターアンプがリリースされている中、ZT Amp や Orange TINY シリーズなどのコンパクトサイズのギターアンプもまた流行していました。どれほど技術が進んでも、楽器においては真空管に由来するサウンドの魅力には惹かれてしまうもの。このケン・ジョーダンのタイニー・ヴァルヴ・ボックスもその流れにのって、人気を博しました。
なんといっても、このサイズ。ボスのコンパクトエフェクターOD-3と並べてみましたが伝わりますでしょうか？
こんな小さな筐体のプリアンプ部に12AX7管を2つ、パワー管には6L6管を1つ使用しているフルチューブ仕様というんですから当時は驚かされたものです。しかも定価で24,800円（消費税5％時ですから当時の税込でも26,040円！）と、このコストパフォーマンスもまた人気を呼んだ理由のひとつでした。
フロントパネルには電源とスタンバイスイッチ、ボリューム・トレブル・ミドル・ベース・ゲインとスタンダードなレイアウト。↓動画もご用意しましたのでご参考になれば幸いです。
ハイゲインなモデルではありませんので、ゲインを上げてもガッツリ歪みはしませんが、クリーンからクランチまでハリのあるサウンドが特徴。使用したギターは「Fender Made in Japan Traditional ’70s Stratocaster」、スピーカーキャビネットは「Orange PPC108」につなげています。エフェクターなどは使用しておらず、アンプ直です。
背面には8Ωのスピーカーアウトとヒューズ、電源コードの接続端子のみ。うん、シンプルですね！サイズはW270×D180×H150 (mm)、重量は約5kg。宅録でデスクの上に載せておくのにも丁度よいサイズではないでしょうか。
こちらのケン・ジョーダンのアンプは現在デジマートでも販売中です。ぜひチェックしてみてください。
こういったモデルが生まれた背景として、持ち運びやすいアンプでデカイ音・イイ音を鳴らしたい！というギタリストの悩みにつきます。チューブアンプの重さと音質を知っている人ほど、その悩みは尽きないもの。例えば、普段トランジスタアンプをライブに持ち込んでいる方、あるいは重たいのを我慢しながら大きなチューブアンプを持ち運んでいる方。アンプの改造という意外な方法で解決できるかもしれません。ぜひコチラ↓のブログもご参考下さい。
2020.03/15ブログ 「アンプ改造、始めました。」
2020.04/01ブログ 大好評！アンプ改造品の第二弾！カラハムとアンペグの2-in-1
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