これさえば守れば大丈夫!初めてのスタジオ練習で押さえたい4つのポイント
2018年04月15日
こんにちは!
楽器奏庫スタッフのヨシノです。
4月も中盤に差し掛かり、新入学生のみなさんもそろそろ1週間が経つでしょうか。
部活が決まったり、友達が出来たり・・・そうしてバンドを組んで、いざスタジオへ!
・・・でもスタジオ練習ってどうやるの?
うんうん分かります!!!
慣れた人が率先してやってくれるならともかく、普段使うことの無い大きな機材や、コワモテの受付のお兄さん・・・不安も多いですよね。
そこで!
「初めてでも安心!スタジオ練習のしおり」ということで、スタジオ練習をする上での持ち物や注意点など、簡単にまとめてみました。
- ポイント1:まずは勇気を出して!スタジオを予約しよう!
- ポイント2:行く前に持ち物チェック!スタジオ練習に必要なモノ
- ポイント3:音楽スタジオを利用する上での注意点
- ポイント4:無くてもOK!借りれます!!!スタジオで借りられる機材
- まとめ
ポイント1:まずは勇気を出して!スタジオを予約しよう!
まず!
音楽スタジオは、そこに行けば即部屋を借りられる、というものではありません。
基本的に事前予約が必須となります。
メッチャ暇なスタジオ・暇な時間帯だったら大丈夫でしょうが、新宿や池袋・渋谷・町田や立川といったターミナル駅は、混み合う土日に飛び込みで入るのはほぼ無理でしょう。
なので、まずは勇気を出してスタジオに電話してみてください!
スタジオの店員さんが、「日程は?時間は?」など、聞いてくれますので、それに合わせて答えていくだけで予約が取れます。
必要なのは、「予約したい日程・部屋のサイズ(分からなければ人数を伝えて最適な部屋を聞くのも有)・利用時間・会員であれば会員番号・名前・電話番号」です。
最初のスタジオ予約だと会員登録をしていないと思いますので、それを伝えればどうすれば良いかも教えてくれます。
出来れば、あらかじめ部屋の広さや置いてある機材、レンタル機材についてもホームページで確認しておくとスムーズです。
たまにあるのは、希望時間がすでに埋まっている!ということ。
出来れば、他の候補日・ずらせる範囲の時間を予めメンバー内で話し合っておくとスムーズです。
ポイント2:行く前に持ち物チェック!スタジオ練習に必要なモノ
当日スタジオに入る前に、必要なものを準備をしましょう。
スタジオでは様々なレンタル機材があるとはいえ、借りると別途お金を取られる場合もあり、思わぬ出費になる場合もあります。
出来るだけ自前のモノを用意した方が良いでしょう。
楽器、エフェクターなどの機材
要は「本番で使う自前の機材」です。
ギターやベース・キーボード・あればエフェクターなどは借りることもできますが、やはり自分の機材を使った方が断然良いと思います。
エフェクターについても同様で、スタジオは練習だけでなく「音作りの場」でもありますので、曲を仕上げていく際は持っていきましょう。
ちなみにエフェクターは、電池・もしくは電源が必要になります。
エフェクターを買った時にセットで付いてきたACアダプターがあれば必ずそれを、9V電池で動かす場合は電池の残量チェックをして予備の電池を持っておきましょう。
シールド・スティック・チューナー・ピックなどの小物
小物類で必要なのは、ギターやベースでしたら、
- シールド
- エフェクターをつなぐ場合はパッチケーブル・9V電池orACアダプター
- チューナー
- ピック
- ストラップ
この辺りでしょうか。
ドラムだと、
- スティック
があればひとまずは何とかなると思います。
スティックを忘れるドラマーはいないと思いますが、たま~にシールドやピックを忘れてくるギタリストがいます。
特に普段使わないエフェクターを使う際は、パッチケーブルも併せて必要分以上用意しておきましょう。
混んでいるときは借りられないこともありますし、スタジオによってはシールドを借りるのにお金を取るところもあります。
楽譜・メモ帳・音源など
もう見なくてもOK!覚えてるよ!もう完璧だよ!
・・・本当ですか?
バンドで合わせてみると、今までわからなかったミスや変更点が見えてきます。
楽譜・音源などをあらかじめ用意しておけば、もう一度チェックするのが簡単に出来ますし、メモ帳があれば、自分たちのバンドオリジナルの展開にしたい場合など、急な譜面変更にも対応できますよ。
ただし!
シャーペンや鉛筆など、カスの出る筆記用具は要注意。
カスが機材に混入して故障・・・なんてことにならないようにしましょう。
その他あると便利なもの
耳栓やのど飴・水など、各自必要なモノを確認しておきましょう。
スタジオはかなりの爆音になりますので、耳栓で保護するのはかなり有効な手段です。
また、ボーカルも、爆音の中ですと、自分のキャパシティ以上に声を張らないといけない場面も出てきます。
のど飴や水は必須です!
(一説によると、龍角散を溶かした水が有効とか・・・!)
当たり前だけど・・・個人的に練習しておく
ホント、当たり前のことなんですが・・・。
スタジオ練習の目的は、「個人的に練習していた曲を、みんなで合わせる練習をすること」となります。
なので、スタジオに入ると決まった日に向けて自分で練習する必要があります。
その場で練習すればいいや、なんて人、他のメンバーからしたら「そんなの、事前にやって来いよ!」ですよね。
迷惑になるだけでなく、メンバーの信頼関係も無くしてしまう行為ですので、練習はあらかじめやっておきましょう。
あ。
もちろん、練習してきたけどうまくいかない、という場合は別です!
他のメンバーは暖かく見守って、出来ないことをけなしたりしないようにしましょう。
ポイント3:音楽スタジオを利用する上での注意点
立ち並ぶ高級機材、普段では出来ない爆音、そして何より独特の非日常感・・・。
スタジオに入る時ってなんであんなに興奮するんでしょうか。
しますよね!
ただし、興奮しすぎて問題を起こさないよう、細心の注意をはらって行動しましょう。
音楽スタジオにあるものは、全て「他の人も使うレンタル品」ですし、「特定の時間、壊さないことを前提に貸し出されているもの」になります。
なので、ここではスタジオに入る際に気を付けたいポイントをご紹介します。
スタジオに入る時間は守れ!!!!!
常識じゃん・・・。
と思いますが時間厳守を守れない人も多いです・・・。
入り時間の15分前にはロビーに集合して手続きをしておきましょう。
終了時間も同様に、「片付けも含めて利用時間」ですので、15分前には片付けをし5分前には退室しておくとかなり優秀で良いと思います。
爆音にしない!音量をチェックしよう!
スタジオなのに音に気を付けるの?と思うかもしれませんが、どちらかというとバンドメンバーのために注意してください。
ギターの音を調子に乗って上げまくってませんか?
ベースの低音、唸りすぎてませんか??
耳がおかしくなってしまいますし、下手したら難聴の元になります。
まずはちょっと小さいかな?くらいにしておきましょう。
そして特にドラムに多いのですが、普段セットを叩けない分、みんなでスタジオに入っても、ドカドカ叩き始めて個人練習か?となってしまいがちです。
ドラムがいないとバンドの練習になりませんし、ドラムが本気を出して勝手に叩き出すともう何も聴こえません。
とはいえ、叩いて感触をつかまないとどうしようもありませんので、個人練習は時間を決めて行いましょう。
ドラムの練習がひと段落したら、バンド全体のサウンドチェックをしましょう。
コツは「ボーカルにあわせること」です。
音量を含め、音作りの際はボーカルにあわせてセッティングします。
ボーカルの音量は、本人の声量・声の通りやすさにも寄りますが、機材と部屋の容量に寄るところが多く、上げ過ぎるとハウリングを起こします。
ハウリングしないギリギリのところに合わせて、他の楽器の音量を調節するとうまく行きます。
「ボーカルが聞こえないから上げろ」ではなく、各自で自分の楽器の音量を下げるようにしましょう。
また音量に関してですが、「ドアを開ける際は弾かない・叩かない」が大前提です!!!
外に向けての配慮も忘れずに。
喫煙・飲食は決められた場所で!
スタジオ室内も喫煙OKなどと謳っているところもあるのでスタジオによって一概に言えませんが、基本的には館内禁煙・もしくはスタジオ室内禁煙のところが多いです。
もちろん、同じエリアでタバコを吸うのはNGで・・・というメンバーがいたら配慮してあげてくださいね。
食事はロビーのみ。
飲み物はブース内もOKというところが多いですが、絶対にアンプの上などに置かないこと!
わずかな水滴でも故障の原因になります。
詳しくは会員規約かスタッフさんに確認しましょう。
機材は借り物です!取り扱い注意!!!
先ほど触れましたが、ペットボトルをアンプの上に置くなど言語道断!
という感じで、アンプ以外にもブース内の機材はどれも繊細です。
乱暴に扱って壊してしまったら・・・当然全額弁償になります。
ボーカルの卓でしたら、フェーダーやゲインは突然上げない!
電源を入れる前にボリュームが完全に下がっているか確認する!
アンプにスタンバイスイッチが付いてたら真空管が入っているので、電源入れたらしばらく待ってからスタンバイスイッチをオンにする!
ボリュームが上がったままでシールドを抜かない!
コンセントは引っ張らない!
など、高い金を出して買った自分の持ち物だったら死んでもやらないような乱暴な扱いをしないようにしましょう。
スタンバイスイッチや真空管の取り扱いなど、分からないなら下手にイジらず、スタッフさんを呼んでレクチャーしてもらいましょう。
スタジオとはそういう場でもありますので、よほど忙しくない限り嫌な顔はしないと思います。
駐輪・駐車場が必要な場合は予約時に確認をする!(駐車場は予約が要ります)
大きな駅の近くのスタジオだと、ものすごい狭いところにひっそりと・・・なんて場合や、住宅地に突然出現!なんてスタジオも多いです。
基本的には、駐車場を持っているスタジオは少ないため徒歩をオススメします。
遠方の場合や、大型の機材がある場合、予約の際にあらかじめ相談しておきましょう。
間違っても路駐などしないようにしましょう!
撮影したい・照明を暗くしたい場合はスタッフさんに確認しよう
スタジオ練習の風景を撮影したりスタジオでアー写を撮ることもあるかと思います。
その際には一応撮影する旨を伝えておきましょう。
「バンド練なう」くらいならぜんぜん問題無いとは思います。
また、照明を暗くするのは、スタッフさんが室内を確認できなくなるため基本的にはNGです。
撮影のための演出などで特別に指定がある場合など、あらかじめ相談しておきましょう。
元の状態に戻すべし!片付け
こちらも常識ですが、使った機材はしっかりと片付けましょう。
アンプのボリューム・つまみ・卓のフェーダー等はゼロにする!
向きを変えたり場所を移動したアンプは元に戻す!
指定があればコンセントを抜く!
マイクスタンドは元の状態に畳む!
ドラムのセッティングを変えたら元の状態に直す!(ワンタム仕様の場合は、ライドシンバルの位置も変わるのでコレ大事!)
マイクのシールドは巻き直す!
椅子を片す!
持ち込んだごみはゴミ箱へ!
こんなところでしょうか。
撮影でバミリ(立ち位置を示す目印)など貼った場合は、やりっぱなしにしないように!
飲み物をこぼした際も自分で処理しましょう。
その他、各スタジオのルールに従って利用しましょう!
音楽スタジオの共通ルールの他に、スタジオごとに決められた独自ルールがあるところもあります。
コーヒーを自由に飲んでも良いよ、とか煙草は喫煙所でor灰皿があるロビーならOK、とか借りたギターやキーボードはスタジオ室内に置きっぱなしでOK、などなど。
スタジオは利用者全員の気遣いと善意、そしてスタッフさんの努力によって清潔に保たれています。
次の利用者のために、次回利用する自分のためにも気持ちよく使いましょう。
ポイント4:無くてもOK!借りれます!!!スタジオで借りられる機材
使いたい機材がスタジオの部屋の中に無い!
忘れ物をした!
急にレス・ポールが必要になった!
やっぱりキーボードを弾きたい!
安心してください。
スタジオでは様々な機材を用意しているので、そんなご要望にもばっちりお応え!
色んな楽器をレンタルしています。
代表的なものを挙げてみます。
楽器
ギターだと、レス・ポール、ストラトキャスター、テレキャスターはどのスタジオも置いていますし、その他PRSやフライングV、アイバニーズなどを揃えているスタジオもあります。
ベースだと、ジャズベにプレベ、スティングレイ、変わり種でフジゲンやシェクターがある場合も。
キーボードだと、よくあるのはシンセサイザーの代表格でローランドのJUNOシリーズ、エレピだとYAMAHAを用意しているところが多いです。
ドラムの機材では、シンバル・スネアの他、ツインペダルなどもありますし、ジャズ系の機材に凝っているスタジオだとコンガやボンゴ、カホンを貸してくれるスタジオもあります。
急に必要になった場合はフロントで確認してみましょう。
アンプ
ギターアンプは、JC-120やマーシャル、fenderなどメジャーなものは大概揃っていると思います。
ハイゲインアンプにこだわっているスタジオもあり、HUGHES&KETTNERやKOCH、最近はKemperを置いているスタジオもあるとか・・・。
ベースアンプは、お店・各部屋によって置いてあるアンプが固定されている場合が多いですが、Trace ElliotやAMPEGのところが多いです。
しかし、ヘッドのみBEHRINGERなんてところや、まさかのYAMAHA B-100という謎仕様のスタジオもあるので、色々心してください、笑。
その他、キーボード用のアンプやDJ機材、スタジオによってはレコーディング機材のレンタルが可能なこともあります。
搬入も大変ですし、用意に時間がかかるので予約のタイミングで使いたい機材を伝えておくと良いでしょう。
譜面台などの小物機材
シールド、各種ケーブル、マイク、延長コード、譜面台にホワイトボード、iPhone用充電ケーブル・・・。
ちょっと借りたいな、というモノは大体借りられます。
プロジェクターやテレビモニター、販売ですが弦・ピック・電池なども置いていますし、カップ麺を売ってるツワモノなスタジオもあるので、いざというときはフロントで相談してみてください。
とは言え、有料のモノや返却待ちの場合もあります。
出来る限り自分で用意するようにしましょう。
また上記はあくまで一例となりますので、事前に公式HPなどで調べた上で、予約の際にも確認しておくとスムーズです。
まとめ
いかがでしょうか。
初心者にはなかなか敷居の高い「スタジオ練習」ですが、最低限上記に気を付ければとりあえず問題は無いと思います。
価格もメンバーで割る分そこまで高くないですし、積極的に利用していきましょう。
わからないことはスタッフさんに聞けば大抵優しく教えてくれます。
ロビーでは他のバンドやミュージシャンとの交流の場にもなりますし、練習以外のメリットもたくさんあります。
マナーとルールを守って快適なギターライフを!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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