「バッファ」ってなに?必要なもの?いつ使うの?
2026年02月09日
「バッファを入れると音が良くなると聞いた」「バッファを購入したけど何が変わったのかわからない」というご相談を頂くことがあります。今回はそんな「バッファ」について解説してみます!
バッファとは
ギターやベースは一般的に「ハイインピーダンス」という、音色が崩れやすくノイズに弱い信号を出力する楽器です。バッファはこの信号を「ローインピーダンス」に変換し、劣化しにくい信号に変える役割を持ちます。
インピーダンスってなに?
インピーダンスとは、ざっくり言うと「交流信号の流れにくさ」です。 受け側(アンプやエフェクター)のインピーダンスが低いと、ギター側からは「重く」感じられ、高域が落ちて音がこもる原因になります。また、ケーブルを長く這わせるほど抵抗が増えるため、結果的に接続先のインピーダンスが低くなったのと同じような悪影響を音質に与えます。
インピーダンスがなぜ分かりにくいのかと言えば、この「流れにくさ(抵抗値)」が周波数(音の高さ)によって変化するからです。ベースなどの低音域は問題ないけど、ギターのハイポジションなどの高音域は通りにくいといった現象が起こるため、わかりやすい数値で捉えきれない難しさがあります。
バッファの役割:インピーダンスの「リセット」
バッファを通ることで、高いインピーダンスはバッファ固有の低い数値へと「リセット」されます。 ここで誤解されやすいのが、バッファを複数繋いでもインピーダンスが引き算のように下がり続けるわけではないという点です。信号は常に「最後に通ったバッファ」の数値にリセットされます。また、一度劣化してしまった音質を元に戻す(改善する)機能はありません。
インピーダンスをリセットするバッファ以外の機器
バッファ以外にも信号をリセットする機器は身近にあります。ざっくり言うとアクティブ回路(電源を必要とする回路)を通ることでインピーダンスはリセットされます。ほとんどのエフェクターがそうですね。またパッシブ回路でもトランスを通る機器(パッシブタイプのダイレクトボックスが代表)でもインピーダンスはリセットされます。それらの機器のあとはインピーダンスはリセットされているのでバッファを挟んでもインピーダンスは「更に」下がることはありません。
トゥルーバイパスとバッファ
「トゥルーバイパス」は、エフェクトOFF時に余計な回路を通さない方式です。 OFF時の意図しない音色の変化を防げるのが利点ですが、その際にインピーダンスはリセットされません。複数台のトゥルーバイパス機器を繋ぐと、OFF時でも長いケーブルを通しているのと同じ状態になり、“こもる/抜けない”となるかも知れません。そんな時にバッファが役立ちます。
バッファ導入の目安と注意点
以下の場合はバッファで改善が期待できます。
・ギターから繋いでいるケーブルが長い
・トゥルーバイパスのエフェクターが多く、OFF時の音痩せが気になる
ただし、例外もあります。 古い設計のファズ(ファズフェイス等)は、ギター直のハイインピーダンス信号との相互作用で独特の歪みを作ります。先にバッファを入れてしまうと、歪み方や低域の質感が変わってしまうため、「ギター → ファズ → バッファ」の順で繋ぐのが一般的です。
バッファの中には、インピーダンス変換だけでなく意図的に音色に味付けをするものもあります。用途に合わせて選ぶのがポイントです。

※beyondのtube bufferはインピーダンス変換だけでなく、
サウンドに真空管特有のきらびやかさと温かみを追加します。
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