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適切なシールドの長さはどれくらい?長さがもたらすメリット・デメリットまとめ

2018年04月10日

こんにちは!
楽器奏庫スタッフのヨシノです。

カナレ、オヤイデ、カミナリなどなど・・・、いろんなメーカーからいろんな種類のシールドがリリースされており、こういう特性があるよ!とパッケージに様々書かれていますが、特に初心者の方ですと「ぶっちゃけ何が違うの?」って思いませんでしょうか?
しかも同じメートル数なのに、ジャックがL字になっただけでお値段上がったり、ジャック部分が金色か銀色かだけでも変わってきます。
もちろん、それぞれサウンドのキャラクターや特性は違うため、仕様の差で価格が変わるんですが、その中でも一番取っつきやすい「長さ」に的を絞ってみたいと思います。

みなさんは、何メートルのシールドを使っていますか?
よくあるのは3メートル、5メートル、10メートルあたり。
実は、シールドの長さひとつ取っても、特性がだいぶ変わってくるのです。

ということで今回は、シールドの長さによるメリット・デメリットをまとめてみました!
長いシールドと短いシールドのそれぞれの特性を知って、自分に合ったシールドを求めてみてください。

 

目次

  • 大は小を兼ね・・・無いんです!長いシールドの「メリット・デメリット」
  • 音質を求めるなら!短いシールドの「メリット・デメリット」
  • 番外編:見た目を重視するなら!その他のアプローチをしているシールド
  • まとめ

 

大は小を兼ね・・・無いんです!長いシールドの「メリット・デメリット」

「とりあえず大は小を兼ねる!で、長いシールドを買う」という方もいるのではないでしょうか。

実際、私が始めて買ったシールドはカナレの7m。
いざステージでツンツルテンになったら嫌だし、まして引っ掛けて抜けてしまったら・・・と思うとぞっとするわ!と思って長いものを選んだ記憶があります。

では、長ければ長いだけ良いものなのでしょうか?
メリットとデメリットをひとつずつ見ていきたいと思います。

 

長いシールドのメリット

長いシールドのメリットは、何といっても動きに制限が無いこと
10mならばアンプから10m離れることができますよね。
ある程度の長さを確保することで、ライブ中やスタジオ練習中に安全に動くことができる、というのがメリットと言えます。

 

長いシールドのデメリット

極論ですが、100mのシールドを用意すればきっと東京ドームでも動き回れますよね。
しかし!
長すぎるシールドは時に悲劇を生むのです。

その最たるものが「音質の劣化」です。

音がギターからアンプに伝達されるまでどういうプロセスをたどるかと言うと、ギターから発せられた信号は、シールド内部の金属を伝わり、アンプに到達します。
なので、シールドが長い=発せられた信号がたどる距離が長い=多く抵抗を受けてしまう、という構図になります。
これが俗に言う、「音やせ」を引き起こすのです。

他にも、絡まりやすかったり、かさ張ったり・・・。
あまりにも長すぎるシールドはデメリットが多いと覚えておきましょう。

 

長いシールドをあえて選びたい!・・・そんな時選ぶなら「7~8m」

多少音やせするのはしょうがないけど、可動範囲も広い方が良いので、できれば長いシールドを・・・!と考えている方もいるでしょう。
そこで、デメリットまである程度カバーしてくれる範囲として、シールドの長さは7m~8m程度のものが良いと思います。

 

音質を求めるなら!短いシールドの「メリット・デメリット」

「シールドが長い=音やせする」と聞くと、それじゃあパッチケーブル(エフェクター同士を繋ぐ15cm程度のシールド)を使えば最高の音質が得られるんじゃね?
って思いますよね。
理論的にはそうかもしれませんが、かといってそれでは演奏に支障が出てしまいます。
アンプを常に脇15センチ以内に配置したら、動けないしハウリングを起こすしカッコ悪いし・・・ですよね。

短いシールドにもメリット・デメリットがありますので、こちらも個別にみていきましょう。

 

短いシールドのメリット

短いシールドは抵抗を受けにくく、音質の劣化も最小限に抑えられます。
よほどの理由がない限り、できるだけ短いシールドを使ったほうが良い音を出すことができます。

またグチャグチャに絡まることもありませんし、基本的には短いシールドのほうがメリットは多いと思います。

 

短いシールドのデメリット

長いシールドに比べ、動きが制限されてしまいます。
特に動きの激しいハード・ロックやメタル系のバンドでは、いざソロを取ろうと前に出たときにビン!と引っ張られてしまうかもしれません。
短いシールドですと、ライブ中にギターを回す、といったトリッキーなプレイをするとアンプのジャック部分から外れてしまいます。

自分に必要な長さギリギリのもの、場合によっては少し長いシールドもケースに入れておくと安心です。

 

短いシールドをあえて選びたい!・・・そんな時選ぶなら「3m」

おそらく人気があるのは「3m」、次点で長いと短いの間くらいを取った「5m」でしょう。
エフェクターボードを使っている人も、3mを2本使うのが間違いないと思います。

 

番外編:見た目を重視するなら!その他のアプローチをしているシールド

今までは、単純にシールドの長さに特化して触れてきました。
しかし、この他にも別の方法を取ったシールドがありますのでご紹介します。

 

まず一つ目が「ワイヤレス・システム」。
シールドとは少し違いますが、長いシールドの代わりに電波を飛ばして音を送ります。
これを使うと、小さいライブハウスくらいなら端から端まで駆け抜けることが出来ちゃう上に、シールドが抜けた!なんて心配も無いので、超アグレッシブなプレイヤーにはお勧めです。

ステージパフォーマンスのために長いシールドを使いたい人は、思い切ってワイヤレス・システムを検討してみましょう。

 

電話機のようにクルクルっと巻いてあるカール・コードもあります。
こちらのメリットはなんといっても頑丈で絡まりにくいということ。
ライブ中にボーカルがヒールを履いていて、踏んづけられて断線した!なんてことはおそらくありません、笑。

ただ、このカール・コードは、伸ばすととても長いので、その分音の劣化も激しくなります。
が、あまり使っている人がいないので、インパクトは大きいですよ!

 

まとめ

いかがでしょうか。
シールド選びの参考になれば幸いです。
大は小を兼ねると言いますが、過ぎたるは及ばざるが如しとも言いますし、自分のスタイルにあった長さを適切に選ぶ必要があります。

迷ったら3mか5m!長くても7~8mを選びましょう!

シールドのことのみならず、ギターデビューをお考えのみなさん、ぜひ楽器奏庫へお越しください。
スタッフが楽器・アクセサリー・機材選びなど、デビューにあたって全力でサポートいたします。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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